Shopify Flowの「分析データを取得」とLINE連携で、
売上レポートを自分のLINEに届ける方法
2026年5月9日、Shopify Flowに新しいアクション「Get analytics data(分析データを取得)」が追加されました。
この機能を使うと、ShopifyQLというクエリ言語を使って、売上、セッション数、在庫レベルなどの分析データをワークフロー内で取得し、後続のアクションに渡すことができます。
公式のアナウンスでは「Slackにレポートを送る」「売上が閾値を下回ったらアラートを出す」といった活用例が紹介されていますが、ここで一つ思いました。
「これ、CRM PLUS on LINEと組み合わせたら、自分のLINEにストアの売上レポートを届けられるのでは?」
通常、LINE連携といえば「お客様向け」の配信がメインですが、ストアオーナー自身がLINE連携すれば、売上サマリーや在庫アラートを自分のLINEで受け取ることもできるのです。
この記事では、Shopify Flowの新機能とLINE連携を組み合わせた、ストアオーナー向けの活用アイデアをご紹介します。
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分析データを取得するだけでなく、目標を設定して達成率を追跡することもできます。
1. 「分析データを取得」アクションとは?
Shopify Flowに新しく追加された「Get analytics data(分析データを取得)」アクションは、ShopifyQLというクエリ言語を使って、ストア分析のデータをワークフロー内で取得できる機能です。
ShopifyQLとは?
ShopifyQLは、Shopifyが開発したコマース専用のクエリ言語です。SQLに似た構文で、売上、セッション数、在庫レベルなどの分析データを柔軟に取得できます。
例えば、「過去7日間の総売上を取得する」クエリは以下のようになります:
FROM sales SHOW gross_sales SINCE -7d UNTIL today
何ができるようになった?
| 従来 | 今回のアップデート後 |
|---|---|
| ストア分析画面で手動確認 | Shopify Flowで自動取得 |
| 外部ツールでAPI連携が必要 | ノーコードでワークフローに組み込み可能 |
| 定期レポートは手作業 | スケジュール実行で自動配信 |
取得したデータはFlow変数として後続のアクションに渡せるため、Slack通知、メール送信、タグ付与、そしてLINE配信など、さまざまなアクションと組み合わせることができます。
2. ストアオーナー自身がLINE連携するメリット
CRM PLUS on LINEは、通常「お客様向け」のLINE配信に使われます。発送通知、カゴ落ちリマインド、クーポン配信など、顧客とのコミュニケーションがメインです。
しかし、ストアオーナー自身がLINE連携すれば、自分宛ての通知チャネルとして活用することもできます。
Slack通知との違い
| 通知先 | 特徴 | 適した用途 |
|---|---|---|
| Slack | チーム全体で共有しやすい PC作業中に確認 |
チーム向けの業務連絡 ログとして残したい通知 |
| LINE | 個人のスマホに直接届く プッシュ通知で見逃さない |
外出先でもすぐ確認したい 緊急性の高いアラート |
特に、一人でストアを運営しているマーチャントの方や、外出が多いオーナーの方にとって、LINEで直接レポートを受け取れるのは大きなメリットです。
こんな方におすすめ
- 一人または少人数でストアを運営している
- 外出先でもストアの状況を把握したい
- 毎朝Shopify管理画面を開く習慣をLINE通知に置き換えたい
- Slackを使っていない・使いたくない
3. 活用例①:週次の商品パフォーマンスレポートをLINEで受信
最もシンプルで実用的な活用例が、週次の商品パフォーマンスレポートをLINEで受信することです。
実際に、Shopify Flow + CRM PLUS on LINEで構築したワークフローから、LINEに届いた売上サマリーがこちらです。

📌 ワークフロー例:毎週月曜に週次レポートをLINE送信
| トリガー | Scheduled time(毎週月曜 9:00) |
| アクション1 | Get analytics data(過去7日間の売上・注文数を取得) |
| アクション2 | CRM PLUS on LINE:Flex Messageで送信(gid指定) |
このワークフローを設定しておけば、毎週月曜にLINEを開くだけで、以下のような情報を確認できます。
- 直近7日間の販売合計
- 注文数
- 平均注文額(AOV)
- 前週比での増減
Shopify管理画面を開かなくても、スマートフォンでサッと確認できるのが便利です。
4. 活用例②:売上急落・在庫切れアラート
定期レポートだけでなく、異常を検知したら即座にアラートを送ることも可能です。
売上急落アラート
📌 ワークフロー例:売上が前日比50%以下ならアラート
| トリガー | Scheduled time(毎日18:00) |
| アクション1 | Get analytics data(今日の売上を取得) |
| アクション2 | Get analytics data(昨日の売上を取得) |
| 条件 | 今日の売上 ≤ 昨日の売上 × 0.5 |
| アクション3 | CRM PLUS on LINE:アラートメッセージを送信 |
広告の停止、サイトの表示エラー、在庫切れなど、売上急落の原因はさまざまですが、早期に気づけば対処も早くなります。
在庫切れアラート
📌 ワークフロー例:人気商品の在庫がゼロになったらアラート
| トリガー | Inventory quantity changed(在庫数が変更された) |
| 条件 | 在庫数 = 0 かつ 商品タグ「bestseller」 |
| アクション | CRM PLUS on LINE:「〇〇が在庫切れです」と送信 |
特に売れ筋商品の在庫切れは機会損失に直結するため、すぐに補充対応できるようLINEで通知を受け取っておくと安心です。
5. 活用例③:目標達成通知・商戦期間中の速報
売上目標を設定している場合、目標達成のタイミングでお祝い通知を受け取るのもモチベーション向上につながります。
月間目標達成通知
📌 ワークフロー例:月間売上目標を達成したら通知
| トリガー | Scheduled time(毎日23:00) |
| アクション1 | Get analytics data(今月の累計売上を取得) |
| 条件 | 累計売上 ≥ 目標金額(例:100万円) |
| アクション2 | CRM PLUS on LINE:「🎉 月間目標達成!」と送信 |
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目標設定機能と組み合わせて、達成率を追跡しながらLINE通知を受け取ることもできます。
BFCM・年末商戦中のリアルタイム速報
📌 ワークフロー例:BFCM期間中、1時間ごとに売上速報
| トリガー | Scheduled time(1時間ごと、11/28〜12/2のみ) |
| アクション1 | Get analytics data(直近1時間の売上を取得) |
| アクション2 | CRM PLUS on LINE:売上速報を送信 |
年に一度の大型商戦期間中、リアルタイムで売上を追いかけたい方にとって、LINEで1時間ごとに速報が届くのは非常に便利です。
6. 設定の流れ(概要)
ストアオーナー自身へのLINE通知を設定するには、大まかに以下のステップが必要です。
ストアオーナー自身がLINE連携する
自社ストアのマイページからLINE連携ボタンをクリックし、ご自身のLINEアカウントで認証します。連携後、Shopify上の顧客データとして「line」タグが付与されます。
自分のgid(顧客ID)を確認する
Shopify管理画面の「顧客管理」から、自分の顧客ページを開きます。ブラウザのURLバーに表示される末尾の数字が、あなたのgidです。
例:https://admin.shopify.com/store/xxx/customers/1234567890
この数字をメモしておき、STEP 3で使用します。
Shopify Flowでワークフローを作成
「Scheduled time」トリガーを設定し、「Get analytics data」アクションで分析データを取得します。
スケジュール実行の場合、顧客データが自動で渡されないため、CRM PLUS on LINEのアクションでCustomer欄にgid形式で直接指定します。
例:gid://shopify/Customer/1234567890

Flex Messageをデザイン
見やすいレポート形式のFlex Messageを作成します。ShopifyQLで取得した変数(売上、注文数など)を埋め込むことで、動的なレポートが完成します。
注意点
- ストアオーナー自身も「1人の顧客」としてカウントされるため、CRM PLUS on LINEの連携人数にカウントされます
- 自分宛ての通知もLINE公式アカウントの通数にカウントされます(ただし通常は微々たるものです)
- 複数のスタッフで通知を受けたい場合は、それぞれがLINE連携する必要があります
7. よくある質問(FAQ)
Q1: この機能を使うにはどのプランが必要ですか?
A: Shopify Flowが利用できるベーシックプラン以上であれば、追加料金なしで利用できます。CRM PLUS on LINEも無料プラン(Freeプラン)から連携可能です。
Q2: ストアオーナー自身がLINE連携するにはどうすればいいですか?
A: お客様と同じ手順でID連携を行います。自社ストアのマイページ/プロフィールページからLINE連携ボタンをクリックし、ご自身のLINEアカウントで認証してください。連携後、Shopify上の顧客データとして「line」タグが付与されます。
Q3: お客様向けの配信と自分向けの配信を分けることはできますか?
A: はい、可能です。自分向けの配信は、CRM PLUS on LINEのアクションでCustomer欄に自分のgidを直接指定することで、他のお客様には送信されません。
Q4: ShopifyQLとは何ですか?
A: ShopifyQLは、Shopifyが開発したコマース専用のクエリ言語です。売上、セッション数、在庫レベルなどの分析データを柔軟に取得できます。SQLに似た構文ですが、ECに特化した機能(時系列分析、通貨処理など)が組み込まれています。
Q5: Slack通知との違いは何ですか?
A: Slackはチーム向けの通知に適しており、LINEは個人のスマートフォンに直接届くため、外出先でもすぐに確認できます。用途に応じて使い分けるのがおすすめです。両方に通知を送るワークフローを作ることも可能です。
8. まとめ
Shopify Flowの新アクション「分析データを取得」とCRM PLUS on LINEを組み合わせることで、ストアオーナー自身のLINEに売上レポートやアラートを自動送信できるようになりました。
この記事のまとめ
- 2026年5月にリリースされた「Get analytics data」アクションで、Shopify Flow内で分析データを取得可能に
- ストアオーナー自身がLINE連携すれば、自分のLINEにレポートを届けられる
- 毎朝の売上サマリー、売上急落アラート、在庫切れ通知、目標達成通知など活用シーンは多彩
- 外出先でもスマホでサッと確認できるため、一人運営のマーチャントに特におすすめ
LINE連携というと「お客様向け」のイメージが強いですが、自分自身の業務効率化にも活用できます。
ぜひ、ストア運営の新しいスタイルとして取り入れてみてください。
Shopify FlowとLINE連携についてお悩みはありませんか?
この記事で「分析データを取得」アクションとLINE連携の可能性はご理解いただけたかと思います。
しかし、「ShopifyQLの書き方がわからない」「Flex Messageのデザインが難しい」「自社のストアに合ったワークフローを設計してほしい」といった声もあるかもしれません。
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