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Shopify Howdyアプリで顧客タグによってプロフィールページを出し分ける方法を解説

「Howdy お客様アカウント」解説:
顧客タグでプロフィールをカスタマイズ

Shopifyの「新しいお客様アカウント」は、パスワード不要のログインで便利になった一方で、「VIP顧客にはVIP限定の情報を見せたい」「B2B顧客には卸売専用ページを案内したい」といった、お客様ごとに異なる情報を提供したいという悩みはありませんか?

その課題を解決する効果的な方法が、日本製のShopifyアプリ「Howdy 新しいお客様アカウント プロフィール編集アプリ」です。

このアプリの最大の特徴は、顧客タグによってプロフィールページに表示する内容を出し分けられる点にあります。VIP顧客には限定セールのバナー、B2B顧客には卸売専用ページへのリンク、一般顧客には通常の商品紹介バナーなど、お客様一人ひとりに最適化された情報を提供できるのです。

Shopify新しいお客様アカウントと従来版の違いを解説した記事

1. Howdyの核となる機能:顧客タグによる「出し分け」

Howdyが他のプロフィールカスタマイズアプリと一線を画すのが、この「顧客タグによる出し分け」機能です。

これは、特定の顧客タグを持つお客様にだけ、特定のブロック(画像バナーやテキストなど)を表示・非表示にできる機能です。これにより、すべてのお客様に同じ情報を見せるのではなく、お客様一人ひとりに最適化された「パーソナルな」プロフィールページを提供できます。

なぜ「出し分け」が重要なのか?

オフラインの店舗を想像してください。お客様が来店したとき、そのお客様がVIP会員なのか、初回来店なのか、法人顧客なのかによって、店員の案内内容は変わりますよね。

Howdyは、これと同じことをオンラインのプロフィールページで実現します。お客様がマイページにログインした瞬間、その方の「顧客タグ」に応じて、最適な情報を自動で表示するのです。

オフラインの店舗での例

  • VIP会員が来店: 「本日はVIP限定セール開催中です!」と案内
  • 法人顧客が来店: 「卸売カタログはこちらです」と案内
  • 初回来店者: 「まずはこちらの人気商品をご覧ください」と案内

Howdyは、これと同じことをプロフィールページで自動化します。

具体的な活用シーン

この「出し分け」機能を使えば、プロフィールページが単なる情報確認画面から、効果的な販促・CRMスペースへと進化します。

お客様の顧客タグ プロフィールに表示する内容 実現できる顧客体験
VIP会員 VIP限定シークレットセールへのバナーリンク
「あなただけの特別オファー」
会員ランクに応じた特別感を演出し、ロイヤリティを高める
B2B顧客 卸売専用サイトやB2B向け注文フォームへのバナー
「法人様専用ページはこちら」
一般顧客とB2B顧客の導線を明確に分離し、利便性を高める
初回購入者 「初回購入ありがとうございます!使い方ガイドはこちら」
関連商品の紹介バナー
2回目購入を促進し、リピーターへと育成
休眠顧客 「お久しぶりです!今なら特別クーポンプレゼント」
復帰を促すバナー
休眠顧客の掘り起こしと再購入促進
特定商品購入者 「コーヒー豆を買った方へ:新作ブレンド入荷しました」
関連商品の紹介バナー
お客様の購入履歴に基づいた、的確なクロスセル

実例1:プロフィールページに商品コレクションバナーを設置

下記の画像は、プロフィールページに「お中元に人気のTop 5」という商品コレクションバナーを横スクロール形式で設置した例です。

お客様がプロフィールページにアクセスした際、人気商品を視覚的に訴求することで、「ついで買い」や「リピート購入」を促進できます。

Shopify Howdyアプリでプロフィールページにお中元人気商品のコレクションバナーを横スクロール形式で設置した例

このように、プロフィールページは単なる「情報確認の場」ではなく、追加購入を促す販促スペースとして活用できるのです。

実例2:クーポン残高がある顧客にのみ告知バナーを表示

下記の画像は、「まだ使えるクーポンが残っている顧客」にのみ表示されるバナーの例です。

顧客タグで「クーポン未使用」のお客様を識別し、プロフィールページに「まだ使えるクーポンが残っています!」というバナーを表示することで、クーポンの利用促進ができます。

Shopify Howdyアプリで顧客タグによりクーポン残高がある顧客にのみ告知バナーを表示した例

このように、Howdyの出し分け機能を使えば、お客様一人ひとりの状況に応じた、パーソナライズされた情報提供が可能になります。

実例3:VIP顧客や地域限定イベントの告知を出し分け

下記の画像は、特定の顧客(VIP会員や東京在住者など)にのみ表示される告知バナーの例です。

トップページに告知を掲載すると全員に表示されてしまいますが、プロフィールページなら、顧客タグを使って「VIP会員限定シークレットセール」や「東京店舗でのイベント案内(東京在住者のみ)」など、パーソナライズされた告知が可能です。

Shopify HowdyアプリでVIP顧客や地域限定イベントの告知を顧客タグで出し分けた例

このように、プロフィールページは、お客様ごとに最適化された「特別なお知らせ」を届ける場として機能します。

この機能の本質

まさに、お客様がお店に入ったとき、その方の会員カードの色(顧客タグ)に合わせて、コンシェルジュが提供する情報(バナー)を瞬時に切り替えるようなものです。

「あなただけへのお知らせ」こそが、顧客体験を劇的に向上させ、リピート率やLTVを高める鍵となります。


2. プランの違いと選び方:Basic vs Advanced

Howdyには2つのプランがあり、顧客タグによる出し分け機能は、Advanced Planでのみ利用可能です。

プラン名 月額料金 主な機能
Basic Plan $4.99 /月 ・メタフィールド編集/表示ブロックの追加
・画像バナーブロックの追加
・テキストブロックの追加
Advanced Plan $9.99 /月 ・Basic機能のすべて
✅ 顧客タグで各ブロックの表示条件を設定可能
✅ 特定の顧客タグで表示/非表示を切替可能

※7日間の無料体験があり、開発ストアでは無料で利用できます。

この記事の実例について

この記事で紹介している3つの実例(商品コレクションバナー、クーポン残高告知、VIP・地域限定告知)は、すべてAdvanced Planを使用した開発サイトでのカスタマイズ例です。

Basic Planでは、これらの「顧客タグによる出し分け」機能は利用できません。

どちらのプランを選ぶべきか?

Basic Planが向いているストア

  • プロフィールページに画像バナーを追加したい
  • 誕生日やフリガナなどのメタフィールドを収集したい
  • すべてのお客様に同じ情報を見せる形で十分
  • VIP顧客やB2B顧客など、セグメントごとに表示を変える必要がない

Advanced Planが向いているストア

  • VIP顧客とB2B顧客で表示内容を変えたい
  • 初回購入者とリピーターで案内を変えたい
  • 購入商品に応じて関連商品を提案したい
  • 地域限定イベントの告知を特定地域の顧客にのみ表示したい
  • プロフィールページを販促の場として本格的に活用したい

3. その他の機能(メタフィールド編集・画像バナー)

Howdyは、顧客タグによる出し分け機能だけでなく、プロフィールカスタマイズアプリとしての基本機能も充実しています。

① メタフィールド編集・表示ブロック

  • メタフィールド編集ブロック: お客様自身がプロフィールページでメタフィールド情報(誕生日、フリガナ、好みなど)を編集できるブロックを設置できます。
  • メタフィールド表示ブロック: ストア側が管理画面で入力した情報(会員ランク、ポイント残高など)を、お客様には編集させずに表示させることも可能です。

② 画像バナーブロック

プロフィールページに画像バナーを設置できます。これにより、視覚的に訴求力の高い情報提供が可能になります。

活用例:

  • 新商品の告知バナー
  • キャンペーン情報
  • VIP限定セールの案内(Advanced Planで出し分け可能)
  • B2B専用ページへのリンク(Advanced Planで出し分け可能)
  • 人気商品のコレクションバナー(横スクロール形式など)

③ テキストブロック

プロフィールページにテキスト情報を追加できます。お知らせやメッセージなど、柔軟に活用できます。


4. 導入の前提条件と設定ステップ

Howdyの強力な機能は、Shopifyが提供する新しい環境でのみ使用可能です。

必須の前提条件

  • 新しいお客様アカウント: ストアのアカウント設定が「新しいお客様アカウント(おすすめ)」である必要があります。従来版では使用できません。

導入と設定の3ステップ

  1. ステップ1: アプリのインストール
    Shopify App Storeで「Howdy」を検索し、インストールします。Basic PlanまたはAdvanced Planを選択します(7日間の無料体験あり)。
  2. ステップ2: プロフィールページへのブロック追加
    管理画面の [設定] > [お客様アカウント] > [カスタマイズ] に進みます。エディター上部で [アカウントページ] を選択し、サイドバーの [アプリブロックを追加] から [Howdy] の各ブロックを追加して保存します。
  3. ステップ3: 顧客タグによる出し分け設定(Advanced Planのみ)
    追加したブロック(画像バナーなど)を選択し、「表示条件」セクションで顧客タグを設定します。例:「VIP」タグを持つ顧客にのみ表示、など。

▼お客様アカウントのカスタマイズ画面で「Howdy」ブロックを追加し、
顧客タグによる表示条件を設定


5. Howdy導入でよくある3つのお悩み

Howdyの導入は簡単ですが、効果的に活用するにはいくつかのポイントがあります。

お悩み1: どんなバナーを出し分ければいいか分からない

よくあるお悩み

出し分けできるのは分かったけれど、「うちのストアでは何を出し分ければ効果的?」と迷ってしまう...

背景: 顧客セグメント戦略と連動させる必要があります。

効果的な活用例:

  • 購入回数タグ(例: `初回購入者`): 2回目購入を促す限定クーポンバナーを表示する
  • 購入商品タグ(例: `Tシャツ購入者`): 関連商品(ボトムスなど)の特集バナーを表示する
  • 会員ランクタグ(例: `VIP`): VIP限定セールやシークレットセールの案内バナーを表示する
  • 顧客属性タグ(例: `B2B`): 卸売専用ページや法人向けサービスの案内バナーを表示する
  • 地域タグ(例: `東京在住`): 東京店舗でのイベント案内や地域限定キャンペーンを表示する

お悩み2: Advanced Plan($9.99/月)は必要?

よくあるお悩み

Basic Plan($4.99/月)との違いが分からない。出し分け機能は本当に必要?

背景: コストをかけるだけの価値があるか判断したい。

判断基準:

  • Basic Planで十分な場合: 単純に誕生日やフリガナを集めたい、全員に同じバナーを見せるだけで良い
  • Advanced Planが必要な場合: VIP顧客、B2B顧客、一般顧客など、お客様ごとに明確に体験を変えたい場合

もしあなたのストアに「VIP顧客」や「B2B顧客」がいる場合、Advanced Planの投資(月額+$5、約750円)は、すぐに回収できる可能性が高いです。

お悩み3: 顧客タグはどうやって付与すればいい?

よくあるお悩み

顧客タグによる出し分けはできても、「そもそも顧客タグをどうやって付与すればいい?」と分からない...

背景: Shopify Flowなどの自動化ツールの知識が必要。

顧客タグの付与方法:

  • 手動で付与: 管理画面の「顧客」ページから、個別に顧客タグを追加(小規模なら十分)
  • Shopify Flowで自動化: 「初回購入完了」「3回目の購入完了」「特定商品を購入」などの条件で、自動でタグを付与
  • 他のアプリと連携: 会員ランクアプリなどと連携し、自動でタグを付与
  • Sidekickを利用する: 手動ではなく自動でセグメントを切って、顧客タグを付与したい場合にはSidekickに相談

もし顧客タグの自動化に不安がある場合は、専門家に相談することをおすすめします。


6. よくある質問(FAQ)

Q1: 「Howdy」は従来のお客様アカウントでも使えますか?

A: いいえ、Howdyは「新しいお客様アカウント」専用です。従来版では使用できません。

Q2: 顧客タグでの出し分け機能はどのプランで使えますか?

A: 顧客タグによるブロックの表示・非表示機能は、Advanced Plan(月額$9.99)で利用可能です。Basic Plan(月額$4.99)では利用できません。

Q3: VIP顧客とB2B顧客で表示を変えることはできますか?

A: はい、可能です。Advanced Planで顧客タグを設定すれば、VIP顧客には限定セールバナー、B2B顧客には卸売専用ページへのリンクなど、それぞれに最適な情報を表示できます。

Q4: 画像バナーはどのプランでも使えますか?

A: はい、画像バナーブロックの追加は、Basic Plan(月額$4.99)でも利用可能です。ただし、顧客タグによる出し分けはAdvanced Plan(月額$9.99)でのみ利用できます。

Q5: 開発ストアでは無料で使えますか?

A: はい、開発ストアでは無料で利用できます。この記事で紹介している実例も、開発ストアでAdvanced Planを使用してカスタマイズしたものです。


7. まとめ:プロフィールページを「パーソナライズされた接客スペース」へ

Shopifyの新しいお客様アカウントの利便性を活かしつつ、「Howdy 新しいお客様アカウント プロフィール編集アプリ」を導入することで、プロフィールページを単なる情報確認画面から、パーソナライズされた接客スペースへと進化させることができます。

特に、Advanced Planの顧客タグによる出し分け機能を活用すれば、VIP顧客、B2B顧客、初回購入者、リピーターなど、お客様一人ひとりに最適化された情報を提供できます。

すべてのお客様に同じ情報を見せるのではなく、「あなたへのお知らせ」を届けることで、顧客体験は劇的に向上し、リピート率やLTVを高めることができるでしょう。

カスタマイズとデータ活用に本気で取り組みたいストアオーナー様は、ぜひこのアプリをお試しください。

Shopify MFアカウントの解説記事 AL CustomerMetaSyncの解説記事

次のステップへ:導入はできる。でも、最適な設計は?

この記事で、Howdyの「顧客タグによる出し分け」という強力な機能をご理解いただけたかと思います。

しかし、アプリを導入することと、売上に繋がる活用をすることは別物です。

こんな悩みはありませんか?

  • 「うちのストアの場合、どんなバナーを出し分ければ効果的?」
  • 「VIP顧客やB2B顧客に、どんな情報を見せるべき?」
  • 「顧客タグの自動化(Shopify Flow)はどう設定すればいい?」
  • 「Basic PlanとAdvanced Plan、どちらを選ぶべき?」

Shopifyの顧客データ活用を専門とする私が、あなたのストアの現状をヒアリングし、以下をサポートします:

  • ✅ あなたのストアに最適な「バナー出し分け」戦略の設計
  • ✅ 顧客セグメント(VIP、B2B、初回購入者など)の設計
  • ✅ Shopify Flowを使った顧客タグ自動付与の設定
  • ✅ 収集したデータを活用したマーケティング施策の立案

「導入はできそうだけど、最適な設計が分からない」
そんな方は、無料相談会をご活用ください。

※無料相談会では、押し売りは一切ありません。
あなたのストアの現状をお聞きし、最適な設計を一緒に考えます。

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