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Shopify AL CustomerMetaSyncでサンキューページから顧客データを収集する方法を解説

サンキューページで顧客データ収集:
AL CustomerMetaSync解説

「購入完了後のサンキューページ、何も表示していないのはもったいない…」
そう感じたことはありませんか?

実は、サンキューページはお客様の購買熱量が高まっている「黄金のタイミング」です。この瞬間を活用して顧客データを収集すれば、後日マイページにログインして入力してもらうより、圧倒的に高い回答率が期待できます。

その課題を解決する効果的な方法が、日本製のShopifyアプリ「お客様アカウント ‑ AL CustomerMetaSync」(以下、ALCMS)です。

このアプリを使えば、購入直後の「サンキューページ(購入完了画面)」にプロフィール入力欄でよく使われているような誕生日や性別などの項目を設置できるようになります。つまり購入後のサンキューページを、効率的なデータ収集の場として活用できるのです。

Shopify新しいお客様アカウントと従来版の違いを解説した記事

参考:MFアカウントとの使い分け

新しいお客様アカウント対応のプロフィールカスタマイズアプリとして、以前にブログ記事で紹介した「MFアカウント」と「AL CustomerMetaSync」という2つの優れた選択肢があります。

どちらも日本の開発会社が提供する高品質なアプリですが、それぞれ異なるビジョンで設計されています。あなたのストアに最適なアプリを選ぶ参考として、主な特徴を比較します。

比較項目 MFアカウント AL CustomerMetaSync
開発コンセプト マイページを充実させ、継続的な顧客体験を向上 購入直後の熱量を逃さず、初回データ収集を最大化
データ収集の場所 プロフィールページ(マイページ)を中心に サンキューページ + プロフィールページ
データ収集効率 お客様が自主的にマイページを開く必要がある 購入完了直後の表示のため、後日の入力より圧倒的に高い回答率
顧客タグによる出し分け 対応していません 対応:地域、購入回数、商品カテゴリーなどで表示内容を変更可能
特に優れている点 画像バナー、スライドショー、多言語対応などリッチな機能 購入完了直後の「黄金のタイミング」でのパーソナライズされたデータ収集
価格 有料プラン($5.99/月、開発ストアは無料) 有料プラン($9/月、開発ストアは無料)

どちらもおすすめです!ストアの状況に合わせて選びましょう

AL CustomerMetaSyncがお勧めなストア:

  • 購入直後のサンキューページでデータ収集を最大化したい
  • 顧客タグによる出し分けでパーソナライズしたい
  • 購入直後のFlow自動化(誕生日クーポンなど)を重視したい
  • お客様にマイページを開いてもらうのが難しい商材

MFアカウントがお勧めなストア:

  • マイページを重要な接点としている
  • 画像バナーなどの視覚的な機能をプロフィール欄で活用したい
  • まずは安価に試したい
Shopify MFアカウントの解説記事

1. AL CustomerMetaSyncの最大の特徴:サンキューページでのデータ収集

なぜ、サンキューページでのデータ収集がそれほど効果的なのでしょうか。それは、お客様が「購入を完了した直後」という、ストアへの信頼感や商品への興味が最も高まっている「黄金のタイミング」を逃さないためです。

▼サンキューページでアンケートを表示する
 *よくあるCRM施策として使われるお誕生日情報の取得や性別を購入完了の時点で回答してもらう

▼回答内容はプロフィール欄にも自動反映される(お客様側)
*プロフィール欄よりお客様は自身が回答した内容を確認できます

▼回答内容はShopify側の顧客情報にも自動反映される(運用者側)
*運用者側も誰が回答済みなのかを判別することが可能です。未回答の場合には、再購入時にサンクスページに再び表示されます。

購入直後の「熱量」を逃さない

一般的に、サンキューページでのデータ収集は、後日お客様にマイページにログインして入力してもらう場合と比べて、圧倒的に高い回答率を実現できるとされています。

ALCMSは、この購入完了画面に、誕生日・性別・アンケートなどの入力フォームを設置できます。わざわざ後日プロフィール欄(マイページ)にアクセスしてもらう必要がなく、正確な顧客データをスムーズに取得することが可能になります。

サンキューページがなぜ効果的なのか

  • 購入完了直後の「熱量」が最も高い瞬間: ストアへの信頼感、商品への期待感がピーク
  • 画面遷移がなく、その場で入力できる: 追加のログインや画面移動が不要
  • 「今やらないと忘れる」という心理: 後回しにすると入力されない可能性が高い
  • 後日マイページにログインする手間がない: お客様の負担を最小化

お客様にストレスを与えない仕組み

さらに優れた点として、ALCMSのフォームは、すでにお客様が回答済みの項目(メタフィールドにデータが存在する項目)を自動で非表示にします。お客様に同じ情報を何度も入力させる煩わしさがなく、シームレスな体験を提供できます。(私がALCMSアプリを強くお勧めしたい理由も、こちらのお客様の立場にたった配慮が完璧な点です!)

顧客タグによる「出し分け」で、パーソナライズされた体験を

AL CustomerMetaSyncのさらに優れた点として、顧客タグに応じて表示内容を出し分けできる機能があります。

例えば、「東京」タグを持つお客様には東京エリア限定のアンケート、「大阪」タグを持つお客様には大阪エリア限定のアンケートを表示するといった、きめ細かなパーソナライズが可能です。

出し分け機能の活用例

  • 地域別: 「東京」タグのお客様には東京の店舗情報、「大阪」タグのお客様には大阪の店舗情報を表示
  • 購入回数別: 初回購入者には購入のきっかけアンケート表示
  • VIP顧客: 「VIP」タグのお客様には限定アンケートやアンケート回答後に特別オファーをメールやLINE配信

また、既にどこかのタイミングで収集済みの項目(例:身長・体重)がある場合、サンキューページでは残りの未収集項目だけを自動で表示します。お客様に同じ情報を何度も入力させることなく、スマートに必要な情報だけを収集できるのです。

このように、AL CustomerMetaSyncは単なるデータ収集ツールではなく、購入後のサンキューページを「お客様の声を集め、次の施策に活かす場」として活用できる、ストアオーナーにとって理想的なアプリと言えるでしょう。


2. Shopify Flow連携:収集データを「次の一手」に自動化

ALCMSの真価は、データを集めるだけでなく、それをShopify Flowと連携させて「次の一手」を自動化できる点にあります。

サンキューページでフォームが送信されると、それをトリガーにしてShopify Flowを起動できます。購入直後の熱量を、具体的なアクションに即座に転換できるのです。

サンキューページでの活用事例

目的 収集する項目(例) Flowによる自動アクション(例)
誕生日クーポンの即時配布 誕生日の入力フォーム フォーム送信をトリガーに、お礼のメッセージを自動でメールやLINE配信
ユーザーインタビューの募集 「インタビューに協力する」のチェックボックス 「オン」で送信されたら、社内Slackやメールに自動通知し、即座にフォローアップを行う
製品開発のためのアンケート 服のサイズ、アレルギー情報、好みのテイスト など 取得したデータを基に顧客タグを自動付与し、マーケティングのセグメント分けに活用する

顧客タグ × サンキューページの高度な活用例

顧客タグによる出し分け機能を活用すれば、さらに高度なマーケティング施策が可能になります。

顧客の状態 サンキューページでの表示 Flowによる自動アクション
初回購入者 購入のきっかけアンケート

「初回購入」タグを自動付与し、1週間後にフォローアップをメールやLINE配信

リピーター(3回目以上) VIP限定アンケート、特別オファー 「VIP」タグを自動付与し、限定セールの案内をメールやLINE配信
特定エリアの顧客 地域限定イベントの案内、店舗情報 エリア別のセグメントを活用し、地域限定キャンペーンを配信

このように、サンキューページを「画一的な完了画面」ではなく、お客様一人ひとりに合わせた「特別な体験」として設計できるのです。

サンキューページで収集したデータは、そのままShopify Flowで自動化施策に繋げることで、購入直後の熱量を次の購入へと導く仕組みを構築できます。


3. 導入の前提条件と設定ステップ

ALCMSの強力な機能は、Shopifyが提供する新しい環境でのみ使用可能です。

必須の前提条件

  • 新しいお客様アカウント: ストアのアカウント設定が「新しいお客様アカウント(おすすめ)」である必要があります。
  • サンキューページのアップグレード: 「サンキューページ」と「注文状況ページ」がアップグレード済みである必要があります。(管理画面の「設定 > チェックアウト」から確認・実行できます)

導入と設定の3ステップ

導入には日本語でのマニュアルも用意されているので、とても簡単に設定は完了します。

  1. ステップ1: アプリのインストール
    Shopify App Storeで「AL CustomerMetaSync」を検索し、インストールします。
  2. ステップ2: サンキューページへのブロック追加
    管理画面の [設定] > [チェックアウト] > [カスタマイズ] に進みます。エディター上部で [サンキューページ] を選択し、サイドバーの [アプリブロックを追加] から [AL CustomerMetaSync] を追加して保存します。(プロフィールページにも設置可能です)
  3. ステップ3: プロフィール項目のカスタマイズ
    アプリの管理画面に戻り、誕生日や性別など、収集したい項目を作成し、顧客メタフィールドと紐づけます。入力形式(テキスト、日付、ラジオボタン等)もここで選択します。

▼プロフィール項目のカスタマイズ


4. AL CustomerMetaSync導入でよくある4つのお悩み

AL CustomerMetaSyncは導入自体は簡単ですが、効果的に活用するにはいくつかのポイントがあります。

お悩み1: サンキューページで何を聞けばいい?

よくあるお悩み

サンキューページにフォームを設置できるのは分かったけれど、「購入直後に何を聞けば効果的?」と迷ってしまう...

背景: 購入直後は回答率が高い反面、多すぎる質問は離脱リスクもあります。

活用イメージ例:

  • 質問は3-5個まで(購入直後なので簡潔に)
  • 誕生日、性別など、後からCRMや分析で使える情報を優先
  • 「クーポンプレゼント」などのメリットを明示

お悩み2: Flow連携で何を自動化すればいい?

よくあるお悩み

データは収集できたけれど、「Flowで何を自動化すれば売上に繋がる?」が分からない...

背景: Flowの設定は自由度が高い反面、効果的な活用には経験が必要です。

活用イメージ例:

  • 誕生日入力 → 誕生日にクーポン配信やポイント付与
  • インタビュー協力チェック → 社内Slack通知
  • 好みのカテゴリー入力 → 顧客タグ自動付与

お悩み3: MFアカウントとの併用はできる?

よくあるお悩み

「サンキューページはALCMS、プロフィールページはMFアカウント」のように併用したい...

背景: 両方のアプリの強みを活かしたい。

併用は技術的には可能ですが、データの二重管理に注意が必要です。 どちらか一方に統一することをおすすめします。迷う場合は、経験者に相談してみるのも一つの方法です。

お悩み4: 購入回数など顧客情報によって表示を変えたい

よくあるお悩み

初回購入者とリピーターで、サンキューページに表示する内容を変えたい。でも、どうすればいいか分からない...

背景: 全員に同じ内容を表示するのではなく、パーソナライズしたい。

AL CustomerMetaSyncなら、顧客タグによる出し分けが可能です:

  • 初回購入者には「購入のきっかけアンケート」を表示
      (どこで知りましたか?購入の決め手は何でしたか?)
  • リピーターには「商品改善アンケート」を表示
      (もっとこうしてほしい、という要望はありますか?)
  • 特定商品購入者には「使用感アンケート」を表示
      (この商品の使い心地はいかがでしたか?)
  • 「高額購入」タグのお客様には「VIP会員案内アンケート」を表示
    (限定セールや新商品先行案内を受け取りますか?)

このように、サンキューページを「お客様の声を集め、次の施策に活かす場」として活用できます。


5. その他の主な機能と価格

ALCMSは、サンキューページ以外にも「プロフィールページ」や「注文状況ページ」にもフォームを設置できます。

主な機能

  • 豊富な入力形式: テキスト、日付、チェックボックス、ラジオボタンに対応。
  • 編集権限の設定: 項目ごとに「編集不可」設定が可能(例:誕生日は一度登録したら変更不可にする、など)。
  • タグ連携: 収集したデータをタグにも保存し、他のアプリやFlowで使いやすくします。
  • マーケティング購読: プロフィールページでお客様がメール・SMSの購読ステータスを変更できます。

価格設定

プラン名 価格 特記事項
Standard $9 /月 7日間の無料体験あり。年払い($99/年)で8%お得。
Development 無料 開発ストアでは無料で利用できます。

6. よくある質問(FAQ)

Q1: 従来のお客様アカウントでも使えますか?

A: いいえ、AL CustomerMetaSyncは「新しいお客様アカウント」専用です。従来版では使用できません。

Q2: サンキューページにフォームを設置すると、購入の邪魔になりませんか?

A: いいえ、サンキューページは購入完了「後」の画面なので、購入プロセスの邪魔にはなりません。むしろ、購入直後の熱量が高い瞬間にデータを収集できるメリットがあります。

Q3: Shopify Flowとの連携は複雑ですか?

A: 基本的な設定は管理画面から行えます。ただし、効果的な自動化施策の設計には、ある程度の経験が必要です。

Q4: 顧客タグによって、サンキューページの表示を変えることはできますか?

A: はい、可能です。AL CustomerMetaSyncは顧客タグによる出し分け機能を搭載しています。例えば、「東京」タグのお客様には東京エリア限定のアンケート、「VIP」タグのお客様には特別なオファーを表示するなど、きめ細かなパーソナライズが可能です。

Q5: 既に収集済みの項目は表示されないのですか?

A: はい、AL CustomerMetaSyncは既に収集済みの項目を自動で非表示にします。例えば、身長・体重が既に登録されている場合、サンキューページでは残りの未収集項目(性別、誕生日など)だけを表示します。お客様に同じ情報を何度も入力させることはありません。


7. まとめ:サンキューページを「顧客理解の起点」に

AL CustomerMetaSyncは、新しいお客様アカウント環境において、お客様の購買熱量が高まっているサンキューページという接点を活用することで、顧客データ収集の機会を最大化するお客様アカウントのプロフィール編集アプリです。

しかし、このアプリの真価は単なるデータ収集だけではありません。顧客タグによる出し分け機能により、お客様一人ひとりに合わせたパーソナライズされた体験を提供できるのです。

購入後のサンキューページを、画一的な「完了画面」ではなく、次の購入へと繋がる顧客理解の起点として活用することで、リピート購入を自然に促す仕組みを構築できます。

また収集したデータをShopify Flowで即座にアクションに繋げることで、購入後の体験価値をさらに高められます。新しいお客様アカウント環境でのデータ活用を進める上で、非常に強力な選択肢となるでしょう。

ShopifyとLINE連携のID連携と友だち追加の違いを解説した記事

次のステップへ:導入はできる。でも、最適な設計は?

この記事で、AL CustomerMetaSyncの「サンキューページでのデータ収集」という強力な機能をご理解いただけたかと思います。

しかし、アプリを導入することと、売上に繋がる活用をすることは別物です。

こんな悩みはありませんか?

  • 「サンキューページで何を聞けば効果的?」
  • 「顧客タグによる出し分けをどう設計すればいい?」
  • 「Flowで何を自動化すれば売上に繋がる?」
  • 「MFアカウントとどちらを選ぶべき?」
  • 「収集したデータを、どう活用すればいいか分からない」

Shopifyの顧客データ活用を専門とする私が、あなたのストアの現状をヒアリングし、以下をサポートします:

  • ✅ サンキューページで聞くべき項目の選定
  • ✅ 顧客タグによる出し分けの設計(地域別、購入回数別など)
  • ✅ MFアカウントとAL CustomerMetaSyncの選択支援
  • ✅ Shopify Flowを使った自動化施策の設計
  • ✅ 収集したデータを活用したマーケティング戦略

「導入はできそうだけど、最適な設計が分からない」
そんな方は、無料相談会をご活用ください。

※無料相談会では、押し売りは一切ありません。
あなたのストアの現状をお聞きし、最適な設計を一緒に考えます。

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