リッチメニュー×自動応答で作る
「FAQボット」:
お問い合わせ対応を効率化する方法
「商品の発送はいつ?」「送料はいくらかかる?」
こうした「よくある質問」への対応に、日々多くの時間を割いていませんか?お客様にとっても、ちょっとした疑問を解決するためにメールを送ったり、電話の受付時間を待ったりするのはストレスなもの。お客様が「知りたい」と思った瞬間に答えを提供できるのが理想です。
そこで今回は、LINE公式アカウントの標準機能である「リッチメニュー」と「応答メッセージ(自動応答)」を組み合わせて、簡易なFAQチャットボットを作成する方法をご紹介します。
高額なチャットボットツールを導入しなくても、工夫次第でお問い合わせ対応を効率化できます。ぜひ設定の参考にしてください。
あわせて読みたい:Shopify LINE連携の「ID連携」と「友だち追加」の違い
LINE連携の基本である「ID連携」について詳しく知りたい方はこちら。
1. LINE自動FAQボットとは?仕組みと完成イメージ
今回作成するのは、ユーザーがタップするだけで知りたい情報にたどり着ける、直感的な簡易なFAQシステムです。
完成イメージ(動きの流れ)
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【入口】 お客様がリッチメニューの「お問い合わせ」ボタンをタップする

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【カテゴリ選択】 「LINE連携について」「配送について」「お支払いについて」といった選択肢がカルーセル形式で表示される

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【詳細選択】 「LINE連携について」を選ぶと、さらに「会員登録がお済みの方」「会員登録がまだの方」「LINE連携の特典」といった選択肢が表示される

- 【解決】 選択肢を選ぶと、該当する案内メッセージが届く
仕組み(裏側)
この仕組みは、LINE公式アカウントの「応答メッセージ(キーワード応答)」を利用しています。
- リッチメニューのボタンに、「よくある質問」というテキストを発言させるアクションを設定する
- 「よくある質問」というキーワードに反応して、カテゴリ一覧(LINE連携、配送、決済など)のカルーセルを自動返信する設定を行う
- 「LINE連携について」を選ぶと、さらに詳細な選択肢(会員登録済み/未登録/特典)のカルーセルが表示される
- これを繰り返すことで、会話のラリーが自動で進んでいく仕組み
2. FAQボット導入のメリット
単なる「よくある質問ページ(Webサイト)」へのリンクではなく、LINE上でbot化することには、ショップ運営における具体的なメリットがあります。
メリット①:24時間いつでも即時回答
深夜でも早朝でも、お客様が疑問を持ったその瞬間に解決策を提示できます。WebサイトのFAQページを探し回る必要がなく、LINEのトーク画面だけで完結するため、「解決できないことによる離脱」を防ぐ効果が期待できます。
メリット②:問い合わせ対応の工数削減
「送料」や「返品ルール」などの定型的な質問をbotが対応してくれるため、スタッフは「個別の判断が必要な複雑な問い合わせ」に集中できます。少人数で運営しているショップこそ、導入による恩恵を受けやすい施策です。
メリット③:タップ操作だけで進められる
わざわざ文章を入力して質問するのはハードルが高いものですが、表示された選択肢をタップしていくだけなら簡単です。「問い合わせるほどではないが、少し気になる」という潜在的な疑問を解消することで、購入への心理的ハードルを下げることができます。
メリット④:配信コストがかからない
LINE公式アカウントのメッセージ配信は通常、通数課金の対象となりますが、キーワードに反応して送る「応答メッセージ」は課金対象外です。何度やり取りしても追加コストはかかりません。
3. 設定手順:3ステップで作るFAQボット
実際に設定する流れを見ていきましょう。主に利用するのは「カードタイプメッセージ」と「応答メッセージ」機能です。
事前準備
設定を始める前に、あらかじめ「よくある質問」を「LINE連携」「配送」「決済」などのカテゴリに分類し、それぞれの回答文を用意しておくとスムーズです。
ステップ1:回答の選択肢(カルーセル)を作成する
まず、お客様に表示するメニューを作成します。LINE公式アカウント管理画面の「カードタイプメッセージ」を使うのがおすすめです。
- 「カテゴリ選択」のカルーセルを作成:「LINE連携について」「配送について」「お支払いについて」などのカードを作成し、アクションに「テキスト」を設定します
- 「詳細選択」のカルーセルを作成:例えば「LINE連携について」の下層として、「会員登録がお済みの方」「会員登録がまだの方」「LINE連携の特典」などのカードを作成します
ステップ2:キーワード応答(トリガー)を設定する
作成したメッセージを、キーワードに反応して送るように設定します。
- 「応答メッセージ」設定から、特定のキーワード(例:#LINE連携について)を設定します
- 返信内容に、ステップ1で作った詳細選択のカルーセル(会員登録済み/未登録/特典)を設定します
ステップ3:リッチメニューに「発言」アクションを設定する
最後に、入口となるリッチメニューを設定します。
- リッチメニューの「よくある質問」ボタンに対し、アクションタイプ「テキスト」を選択します
- テキスト内容に、最初のカテゴリ選択肢を呼び出すキーワード(例:お問い合わせをする)を入力します
▼リッチメニューの設定画面
4. よくある質問(FAQ)
Q1: このFAQボットの作成には外部の有料ツールが必要ですか?
A: いいえ、LINE公式アカウントの標準機能である「リッチメニュー」「カードタイプメッセージ」「応答メッセージ」だけで基本的な仕組みは構築可能です。
Q2: 自動応答だけだと、個別対応ができなくなりませんか?
A: 自動応答(キーワード応答)とチャットモードの併用設定により、botで解決しない場合にのみ必要に応じてチャットに切り替えて対応できます。
Q3: 設定が難しそうですが、初心者でも作れますか?
A: プログラミングは不要です。管理画面からテキストと選択肢を紐づけていく作業が中心となるため、手順に沿って設定すれば作成いただけます。いきなり設定を始める前にマインドマップなどに展開構造イメージを書き出すのもお勧めです。
Q4: 応答メッセージは配信コストがかかりますか?
A: いいえ、キーワードに反応して送る「応答メッセージ」は、LINE公式アカウントの通数課金の対象外です。何度やり取りしても追加コストはかかりません。
5. まとめ
LINEの「自動応答bot」は、お客様にとっては「待たされない快適さ」を、ショップにとっては「対応コストの削減」をもたらす、双方にメリットのある施策です。
ポイントのおさらい
- リッチメニュー+応答メッセージで、高額なツールなしでFAQボットが作れる
- 応答メッセージは配信コストがかからない
- タップ操作だけで完結するため、お客様にとって使いやすい
まずは「送料」や「支払い方法」など、頻繁に来る質問トップ3だけでもbot化してみませんか?それだけでも、日々の運用負荷の軽減につながるはずです。
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LINEのFAQ対応についてお悩みはありませんか?
この記事で、リッチメニューと自動応答を組み合わせたFAQボット構築の基本はご理解いただけたかと思います。
しかし、「自社に最適な質問の階層構造がわからない」「ブランドらしいデザインのメッセージにしたい」「Shopifyの顧客データと連携した対応をしたい」といった疑問も残っているかもしれません。
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