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CRM PLUS on LINEが新お客様アカウント対応!設定箇所と従来版との違いを徹底解説

Shopify「CRM PLUS on LINE」が新お客様アカウントに対応!プロフィールページでのLINE連携設定と従来版との違いを解説

ShopifyでLINE連携を活用されているストアオーナー様に、重要なアップデートが発表されました。2025年11月、「CRM PLUS on LINE」がShopifyの「新しいお客様アカウント」のプロフィールページにおけるLINE連携ボタンの設定に正式対応しました。

これにより、Horizonテーマをはじめとする新しいお客様アカウント専用のテーマやお客様アカウントの設定で「(新しい)お客様アカウント」を選択しているでも、LINE連携が可能になります。また、従来の「以前のバージョン」のお客様アカウントでも引き続きマイページでLINE連携ボタンを設置できるため、ストアの状況に合わせて選択肢が増えたことになります。

この記事では、新しいお客様アカウントと以前のバージョンでのLINE連携設定の違い、それぞれの特徴、そして具体的な設定方法を解説します。

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1. なぜこのアップデートが重要なのか?選択肢が増えたこと

Shopifyは、セキュリティと利便性が向上した「新しいお客様アカウント」を段階的に導入しており、デフォルトで推奨マークが付いています。また、2025年にリリースされたHorizonテーマは、新しいお客様アカウントのみに対応しており、従来の「マイページ」は存在しません。

しかし、これまでCRM PLUS on LINEは新しいお客様アカウントのプロフィールページには対応しておらず、Horizonテーマを使用しているストアではLINE連携ボタンを設置できませんでした。

今回のアップデートで実現したこと

  • Horizonテーマでも利用可能に: 新しいお客様アカウントのプロフィールページにLINE連携ボタンを設置できるようになった
  • 選択肢が増えた: 新しいお客様アカウント(プロフィールページ)でも、以前のバージョン(マイページ)でも、どちらでもLINE連携が可能
  • ストアの状況に合わせて選べる: 既存のマイページのカスタマイズを継続するか、新しいプロフィールページに移行するか、ストアが判断できる

つまり、今回のアップデートは「新しいお客様アカウントへの移行を強制するもの」ではなく、「お客様アカウントの設定状況に関わらず、どちらでもLINE連携できる柔軟性を提供するもの」です。


2. 新しいお客様アカウントと以前のバージョンの違い

LINE連携の設定方法を理解する前に、まず新しいお客様アカウントと以前のバージョンの基本的な違いを確認しましょう。

比較項目 以前のバージョン 新しいお客様アカウント
ページ名 マイページ プロフィールページ
ログイン方式 メールアドレス + パスワード メールアドレス + ワンタイムコード(パスワード不要)
設定画面 テーマエディタ チェックアウトエディタ
テーマ対応 Horizonテーマ以外のすべてのテーマ Horizon、OS1.0およびOS2.0テーマ
お客様情報へのアクセス方法 ログイン後、マイページに直接遷移 ログイン後、注文状況ページに遷移
プロフィールはイニシャルアイコンのプルダウンから
複製テーマでのテスト可否 ✅ 可能 ❌ 不可(本番テーマのみ設定可能)

重要な仕様上の違い:テスト環境の制約

以前のバージョンのマイページは、複製テーマでもLINE連携ボタンを設置してテストできました。しかし、新しいお客様アカウントは「チェックアウトとお客様アカウント」配下の設定に当たるため、Shopifyの仕様上、本番テーマでのみ設定可能です。

これは、チェックアウトページや注文状況ページと同様の仕様であり、新しいお客様アカウントのプロフィールページも同じ制約を受けます。


3. LINE連携できる3箇所の比較:従来版 vs 新しいお客様アカウント

CRM PLUS on LINEでは、お客様アカウントのバージョンに関わらず、3箇所にLINE連携ボタンを設置できます。ただし、設置できる場所がそれぞれ異なります。

設置場所 以前のバージョン 新しいお客様アカウント
顧客情報ページ ✅ マイページ ✅ プロフィールページ(今回対応!)
注文状況ページ ✅ 設置可能 ✅ 設置可能
サンキューページ ✅ 設置可能 ✅ 設置可能

各ページの特徴

① プロフィールページ(新しいお客様アカウント)/ マイページ(以前のバージョン)

特徴:

  • お客様が能動的にアクセスする必要がある
  • プロフィールページは、ログイン後のイニシャルアイコンのプルダウン下にあり、初見のお客様には見つけにくい傾向
  • 新しいお客様アカウントでは、毎回ワンタイムコードでログインする必要がある

② 注文状況ページ

特徴:

  • ログイン後、最初に表示されるページ(新しいお客様アカウントの場合)
  • 注文履歴詳細を確認するタイミングでLINE連携を促せる
  • サンキューページをリロードすると、最初に遷移されるページ

③ サンキューページ

特徴:

  • 購入直後の高いエンゲージメントを活用できる
  • 「LINE連携で500円OFFクーポンプレゼント」などのインセンティブを提示しやすい
  • サンキュページを編集できる他アプリとの組み合わせでLINE連携を促せる可能性

推奨設定

プロフィールページ(またはマイページ)だけでなく、注文状況ページとサンキューページにもLINE連携ボタンを設置することを推奨します。プロフィールページは見つけにくい場所にあるため、お客様が能動的にLINE連携するアクションを過度に期待できません。

サンキューページでの顧客データ収集を解説した記事

4. 新しいお客様アカウントでのLINE連携ボタン設定方法

新しいお客様アカウントのプロフィールページにLINE連携ボタンを設置する手順を解説します。注文状況ページとサンキューページへの設定方法も併せて紹介します。

前提条件

  • CRM PLUS on LINEアプリがインストール済み
  • アプリの初期設定(LINE公式アカウントとの連携)が完了済み
  • 重要: LINEログイン機能を利用中の場合、現在は新しいお客様アカウントに未対応(2025年2月対応予定)。それまでは以前のバージョンを継続してください。

設定① プロフィールページへのLINE連携ボタン設置

  1. カスタマイズ画面を開く
    Shopify管理画面の「販売チャネル」から「オンラインストア」>「テーマ」に進み、公開中のテーマの「カスタマイズ」をクリックします。

    注意: Shopifyの仕様上、チェックアウトとお客様アカウントの設定は公開テーマでのみ変更可能です。お客様アカウントの設定が左側の「お客様アカウント」が選択されているか確認。
  2. 「プロフィール」テンプレートを選択
    カスタマイズ画面が開いたら、画面上部中央のページセレクター(デフォルトでは「ホームページ」と表示)をクリックし、テンプレート一覧から「チェックアウトとお客様アカウント」> 「チェックアウト」>「プロフィール」を選択します。

  3. アプリブロック「ID連携追加・連携解除」を追加
    左側のメニューパネルで「セクション」を開き、「アプリブロックを追加」をクリックします。一覧からCRM PLUS on LINEの「ID連携追加・連携解除」を選択します。

  4. 表示を調整して保存
    追加したアプリブロックをドラッグで表示位置を調整したり、見出しや説明文を記載して右上の「保存」ボタンをクリックして完了です。プロフィールページにLINE連携ボタンを表示する場合には、必ず【True(表示する)】を選択してください。

プロフィールページにLINE連携ボタンを表示する

設定② 注文状況ページへのLINE連携ボタン設置

注文状況ページは、ログイン後の最初の画面です。各注文をクリックした詳細ページ内にLINE連携ボタンを設置することができます。

  1. カスタマイズ画面で、ページセレクターから「注文状況」を選択
  2. 「アプリブロックを追加」から「ID連携追加・連携解除」を選択
  3. 表示したい見出し、テキストや画像を調整して保存

設定③ サンキューページへのLINE連携ボタン設置

サンキューページは、購入直後の高いエンゲージメントを活用できる最も効果的な場所です。意図的に注文状況ページの訴求内容と異なる設定にすることもできます。

  1. カスタマイズ画面で、ページセレクターから「サンキューページ」を選択
  2. 「アプリブロックを追加」から「ID連携追加・連携解除」を選択
  3. 「LINE連携で500円OFFクーポン」などのインセンティブを明示する説明文を追加
  4. 表示したい見出し、テキストや画像を調整して保存


5. どちらを選ぶべきか?判断基準とシーン別の推奨

新しいお客様アカウント(プロフィールページ)と以前のバージョン(マイページ)、どちらを選ぶべきかは、ストアの状況によって異なります。

新しいお客様アカウントを選ぶべきストア

こんなストアに推奨

  • Horizonテーマを使用している: Horizonは新しいお客様アカウントのみ対応のため、選択肢はこれ一択
  • パスワード管理の手間を減らしたい: ワンタイムコードでのログインにより、お客様のパスワード忘れによる問い合わせが減る
  • セキュリティを重視したい: パスワード不要のログインで、セキュリティリスクを軽減
  • 新しいテーマへの移行を検討している: Shopifyから今後リリースされるテーマは新しいお客様アカウントに対応する可能性が高い

以前のバージョンを継続すべきストア

こんなストアに推奨

  • マイページを既にカスタマイズしている: 既存のアプリやカスタマイズを維持できる
  • LINEログイン機能を利用中: 2025年2月まで新しいお客様アカウントに未対応のため、以前のバージョンを継続
  • 複製テーマでのテストが必要: 新しいお客様アカウントは本番テーマでのみ設定可能なため、テスト環境が必要な場合は以前のバージョンが便利
  • 使用中のアプリが新しいお客様アカウントに未対応: 一部のアプリは新しいお客様アカウントに対応していない可能性がある
  • お客様への影響が懸念される:これまでのパスワードでログインする方法からワンタイムコードでのログイン方式へ変更することでお客様からのお問い合わせが増え運用に負担がかかる場合

どちらでもLINE連携は可能

重要なのは、どちらを選んでもLINE連携は問題なく機能するということです。新しいお客様アカウントへの移行を急ぐ必要はなく、ストアの状況に合わせて判断してください。

ただし、どちらを選ぶ場合でも、プロフィールページ(またはマイページ)だけでなく、注文状況ページとサンキューページにも必ずLINE連携ボタンを設置することを推奨します!


6. よくある質問(FAQ)

Q1: 新しいお客様アカウントでも、LINE連携ボタンは設置できますか?

A: はい、2025年11月のアップデートにより、CRM PLUS on LINEは新しいお客様アカウントのプロフィールページにもLINE連携ボタンを設置できるようになりました。これにより、Horizon系テーマでも利用可能です。

Q2: 新しいお客様アカウントと以前のバージョン、どちらを選ぶべきですか?

A: どちらでもLINE連携は可能です。Horizonテーマを使用している場合は新しいお客様アカウント一択ですが、従来のテーマで既にマイページをカスタマイズしている場合は、以前のバージョンを継続する選択肢もあります。ストアの状況に合わせて判断してください。

Q3: 新しいお客様アカウントでは、どこにLINE連携ボタンを設置できますか?

A: プロフィールページ、注文状況ページ、サンキューページの3箇所に設置できます。Shopifyはベーシックプランから、アプリプランは無料プランから設定いただけます。

Q4: 複製テーマでテスト設定できますか?

A: 以前のバージョンのマイページは複製テーマでテスト可能ですが、新しいお客様アカウントはチェックアウト配下の設定のため、本番テーマでのみ設定可能です。これはShopifyの仕様上の制約です。

Q5: LINEログイン機能は新しいお客様アカウントに対応していますか?

A: 2025年11月時点では未対応ですが、2025年2月に対応予定です。LINEログイン機能を利用している場合は、対応までは以前のバージョンを継続することを推奨します。

Q6: LINE連携ボタンは、コード編集なしで設定できますか?

A: はい、OS2.0対応テーマであれば、以前のバージョンのマイページでもアプリブロックを追加するだけで設定できます。コード編集が必要だったのは、OS2.0非対応テーマやカスタマイズした配置箇所にLINE連携ボタンを設置する場合です。

また新しいお客様アカウントを利用で、プロフィールに設定する場合も、アプリブロックを使うのでコード編集なしで設定可能です。


7. まとめ:マイページでもプロフィールでもLINE連携は可能

CRM PLUS on LINEが新しいお客様アカウントのプロフィールページに対応したことで、ストアの状況に合わせてLINE連携ボタンを設定できる配置する選択肢が増えました

Horizonテーマをはじめとする新しいお客様アカウント専用のテーマでもLINE連携が可能になり、従来の「以前のバージョン」のお客様アカウントでも引き続きLINE連携ボタンを設置できます。

重要なのは、どちらを選んでもLINE連携は問題なく機能するということです。新しいお客様アカウントへの移行を急ぐ必要はなく、既存のマイページのカスタマイズや使用中のアプリの対応状況を考慮して判断してください。

ただし、どちらを選ぶ場合でも、プロフィールページ(またはマイページ)だけでなく、注文状況ページとサンキューページにもLINE連携ボタンを設置することを推奨します。特に、プロフィールページはログイン後のイニシャルアイコンのプルダウン下にあり初見のお客様には見つけにくいため、お客様が能動的にLINE連携するアクションを過度に期待できません。

注文状況ページはログイン後の最初の画面、サンキューページは購入直後の高いエンゲージメントを活用できるため、これらの場所でのLINE連携設定が、ID連携率を高める鍵となります。

ShopifyとLINE連携のID連携と友だち追加の違いを解説した記事

次のステップへ:LINE連携の最適な設計、お悩みではありませんか?

この記事で、新しいお客様アカウントと以前のバージョンのどちらでもLINE連携が可能であることがお分かりいただけたかと思います。

しかし、「うちのストアはどちらを選ぶべき?」「LINE連携ボタンの設置場所は3箇所で十分?」「ID連携率を高めるにはどうすればいい?」といった、より具体的な疑問をお持ちかもしれません。

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