ShopifyとLINE連携アプリ
『CRM PLUS on LINE』
無料プランでできること
ShopifyでLINEを活用したいけれど、どの連携アプリをどのプランで始めるべきか、迷っていませんか?特に「CRM PLUS on LINE」は多機能なため、「無料プランで十分なのか、それとも最初から有料プランにすべきか」と悩む方も多いようです。
この記事では、そんな疑問に答えるために、「CRM PLUS on LINE」の無料プランで具体的に何ができるのか、そしてどのタイミングで有料プランを検討すべきかを、分かりやすく解説します。
結論から言うと、まずは無料プランから始めるのがおすすめです。 その理由を、具体的な機能を見ながら一緒に確認していきましょう。
目次
1. 無料(Free)プランでできること一覧
「CRM PLUS on LINE」は、Shopifyの顧客データとLINEのユーザーIDを紐づけるID連携が大半の施策の基本となります。
無料プランの大きな特徴は、このID連携の基盤を構築できるだけでなく、費用対効果を試すための十分な機能が揃っている点です。具体的には、利用期間の制限がなく、ID連携ユーザー数が100人までであれば永続的に無料で利用できます。
さらに、売上への貢献が期待できる「チェックアウトリマインド配信」機能も無料で利用可能なため、コストをかけずにLINE連携の効果を実感し、将来的な投資判断の材料とすることができます。
| 機能カテゴリ | Freeプランで利用可能な主な機能 | 概要・メリット |
|---|---|---|
| ID連携基盤 | ID連携の基盤機能 | Shopifyの顧客IDとLINEのユーザーIDを紐づける基盤です。この連携が、すべての高度なCRM施策の土台となります |
| サンクスページでの連携促進 | 購入完了ページにLINE連携ボタンとメリット訴求ブロックをアプリブロックでノーコードで追加できます。実際に商品を購入したお客様にアプローチできる最も重要な接点の一つです | |
| マイページでの連携促進 | 会員登録済みのユーザー向けに、マイページからID連携を促す導線を追加できます | |
| ID連携を促すバナー表示 | ストアにログインしているお客様に、ID連携を促すバナーを表示できます | |
| ダッシュボード/効果計測 | ID連携ユーザー数の推移や、配信経由の売上、購入率などのレポートをアプリ管理画面で確認できます。費用対効果の可視化に役立ちます | |
| 自動配信 | チェックアウトリマインド | カートに商品を入れて決済画面まで進んだ後、購入せずに離脱したお客様へ、リマインドLINEを自動配信できます。これはメールと比較して*クリック率が5~10倍高く、CVR(購入率)も高いとされています。Freeプランで利用可能です |
| 顧客タグを利用したセグメント配信 | Shopify上で作成した「顧客セグメント」と連携し、LINE連携済みの顧客に絞って、Shopify Flowを併用してメッセージを配信できます | |
| 商品発送/ID連携をトリガーにしたステップ配信 | ID連携完了時や商品発送を起点に、段階的なメッセージ(例: ID連携時にクーポンを自動送信)を自動化できます。Shopify Flowを併用することで、より柔軟な条件のもとFlex Messageを使ってメッセージ配信も可能です | |
| その他 | チャットでのカスタマーサポート | LINEで問い合わせが来た際、Shopifyの会員IDと紐付いた状態でチャット対応ができます。顧客の会員・注文情報を見ながら迅速に返信でき、サポートの顧客体験向上に繋がります |
| リッチメニューの自動切り替え | ID連携の完了などをトリガーに、リッチメニューの自動切り替えをFreeプランから利用できます |
無料プラン導入を推奨する理由
- リスクなしで効果測定が可能:利用期間に制限がないため、「チェックアウトリマインド」など費用対効果の高い施策から無料で開始し、LINE経由の売上が伸びることをじっくり確認できます
- LINE活用の土台を構築:今後の本格的なCRM施策に不可欠な「ID連携の仕組み」を、無料プランで着実に構築できます
- Shopify Flowとの連携:Shopifyの無料アプリ「Shopify Flow」と連携し、購入完了や発送完了の通知などをLINEで自動化することも無料プランの範囲内で可能です
2. 有料プラン(Standard以上)へアップグレードするタイミング
無料プランはID連携ユーザー数に上限があるため、友だち数や売上が拡大し、さらに高度な自動化施策を実施したくなった場合に、有料プランへのアップグレードを検討します。
| 機能カテゴリ | Freeプラン | Standardプラン(月額 $50〜)以降の追加機能 |
|---|---|---|
| ID連携上限 | 100人まで | 2000人まで(Standardプランの場合) |
| カゴ落ち配信 | チェックアウトリマインドのみ利用可能 | カートリマインド(カートに商品を入れたまま離脱した人への配信)が追加で利用可能 |
| リアルタイム配信 | なし | 閲覧商品のリマインド配信(前日閲覧者に翌日自動配信) |
| なし | 閲覧商品の在庫少リアルタイム配信(Shopify Flow連携) | |
| なし | 閲覧商品の再入荷リアルタイム配信(Shopify Flow連携) |
特に、以下のようなお客様の購買意欲が高い瞬間を捉える自動配信機能を使いたくなった時が、アップグレードの目安となります。
- 閲覧商品リマインド配信:商品を見ただけで購入に至らなかったお客様に対し、閲覧回数の多い順に最大5商品までカルーセル形式のメッセージでリマインドを自動配信します
- カートリマインド配信:決済画面に進む前の、カートに商品を入れただけで離脱したお客様にもリマインドを送れます
- 再入荷通知/在庫少通知:お客様が閲覧した商品の再入荷や在庫僅少を、リアルタイムでLINEに自動配信する機能です
3. 結論:まずは無料でLINE連携の効果を試してみよう
Shopifyマーチャント様のLINE活用事例でも、「CRM PLUS on LINE」を導入したアパレルブランドの「nairo」様は、自動配信系の機能を中心に「とにかく一度やってみる」姿勢が大事だと述べており、実際に高い費用対効果を達成しています。
まずは無料プランをインストールし、利用期間の制限なしに、ID連携基盤の整備と、チェックアウトリマインド配信からお試しいただくことをお勧めいたします。自社のストアでLINE連携がどれほどの効果をもたらすのか、ぜひご自身の目でお確かめください。
次のステップへ:あなたのストアに最適なLINE活用法を一緒に考えます
この記事で、アプリの基本的な可能性はご理解いただけたかと思います。
しかし、「自分のストアの場合はどうだろう?」「もっと具体的な活用法や、導入で失敗しないための注意点を知りたい」といった疑問はありませんか?
ShopifyのLINE連携を専門とする私が、中小企業・個人ストアオーナー様を対象とした無料の個別相談会を実施しています。
あなたのストアの現状や課題をお伺いし、最適なLINE活用戦略や導入の具体的なステップを一緒に考えます。無理な営業は一切ありませんので、どうぞお気軽にご相談ください。
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